診療支援
薬剤

ビメキズマブ(遺伝子組換え)新様式
3999
bimekizumab(genetical recombination)
ビンゼレックス Bimzelx(UCB)
 皮下注シリンジ:160mg/1mL/本
 皮下注オートインジェクター:160mg/1mL/本

適応

既存治療で効果不十分な尋常性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症 注意次の何れかを満たす患者に投与

1)光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)で十分な効果が得られず,皮疹が体表面積の10%以上に及ぶ

2)難治性の皮疹又は膿疱を有する

用法

1回320mgを初回から16週までは4週間隔で皮下注.以降は8週間隔で皮下注.尚患者の状態に応じて16週以降も4週間隔で皮下注可 注意

①他の生物製剤との併用について安全性及び有効性は未確立→併用を回避

②本剤による治療反応は,通常投与開始から16週以内に得られる.16週以内に治療反応が得られない場合は治療計画の継続を慎重に再考

!警告

1)結核等の感染症を含む緊急時に十分に対応できる医療施設において,本剤に関する十分な知識と適応疾患の治療に十分な知識・経験をもつ医師の下で,治療の有益性が危険性を上回ると判断される症例のみに使用.本剤は感染症リスクの増大の可能性があり,結核の既往患者では結核の活動化の可能性がある.又関連性は明らかではないが,悪性腫瘍の発現が報告.治療開始に先立ち,本剤が疾病を完治させる薬剤でないことも含め,有効性・危険性を十分説明し,患者の理解を確認した上で治療を開始

2)重篤な感染症:ウイルス,細菌及び真菌等による重篤な感染症が報告.十分な観察等,感染症の発症に注意し,感染の徴候又は症状の発現の際には直ちに担当医に連絡するよう指導

3)治療開始前に,適応疾患の既存治療の適用を十分に勘案

禁忌

1)重篤な感染症(症状悪化)

2)活動性結核(症状悪化)

3)過敏症

注意

〈基本〉

➊感染リスクの増大の可能性.十分な観察を行い,感染症の発症や増悪に注意.感染の徴候又は症状の発現の際には,速やかに担当医に連絡するよう指導

➋投与に先立ち結核に関する十分な問診及び胸部X線検査に加えインターフェロンγ遊離試験又はツ反検査を行い,適宜胸部CT検査等を行うことによ

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