適応
既存治療で効果不十分な尋常性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症 注意次の何れかを満たす尋常性乾癬,膿疱性乾癬又は乾癬性紅皮症の患者に投与
1)光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)等で十分な効果が得られず,皮疹が体表面積の10%以上に及ぶ
2)難治性の皮疹又は膿疱を有する
用法
1回6mgを1日1回 注意
①治療反応は,通常投与開始から24週以内に得られる.24週以内に治療反応が得られない場合は治療計画の継続を慎重に判断
②生物製剤との併用について安全性及び有効性は未確立→併用を回避
!警告
1)結核等の感染症を含む緊急時に十分に対応できる医療施設,或いは当該医療施設との連携下において,本剤に関する十分な知識と適応疾患の治療に十分な知識・経験をもつ医師の下で治療の有益性が危険性を上回ると判断される症例のみに使用.本剤は感染症リスク増大の可能性があり,又結核の既往患者では結核の活動化の可能性がある.又関連性は不明だが,悪性腫瘍の発現が報告.治療開始に先立ち,本剤が疾病を完治させる薬剤でないことも含め,有効性・危険性を患者に十分説明し,理解したことを確認の上,治療を開始
2)重篤な感染症:ウイルス,細菌等による重篤な感染症が報告.十分な観察等感染症の発症に注意し,投与後に感染症の徴候又は症状の発現の際には,直ちに担当医に連絡するよう患者を指導
3)治療開始前に,光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)の適用を十分に勘案
禁忌
1)重篤な感染症(症状を悪化)
2)活動性結核(症状を悪化)
3)過敏症
注意
〈基本〉
➊感染リスク増大の可能性.投与に際しては十分な観察を行い,感染症の発症や増悪に注意.感染症の徴候又は症状の発現の際には,速やかに担当医に連絡するよう患者を指導
➋投与に先立ち結核に関する十分な問診及び胸部X線検査に加えてインターフェロンγ遊離試験又はツ反検査を行い,適宜胸部CT検査等を行う