診療支援
薬剤

アダパレン新様式
2699
adapalene
ディフェリン Differin(マルホ)
 ゲル(15g/本):0.1%
アダパレン adapalene(ニプロ)
 ゲル・クリーム:0.1%
アダパレン(0.1% 各社)

適応

尋常性ざ瘡 注意

1)顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用

2)顔面以外の部位(胸部,背部等)における有効性・安全性は未確立

3)結節及び嚢腫には,他の適切な処置

用法

1日1回,洗顔後,患部に適量を塗布 注意

①就寝前に使用

②治療開始3カ月以内に症状の改善がない場合には使用中止

禁忌

1)過敏症

2)妊婦・妊娠

注意

〈基本〉

①過敏症や重度皮膚刺激感の際は,使用中止

➋使用中に皮膚乾燥,皮膚不快感,皮膚剥脱,紅斑,瘙痒症の恐れ.これらは治療開始2週間以内に発生することが多く,通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明.なお,継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は,必要に応じて休薬等の適切な処置

③症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は,塗布を中止し,漫然と長期にわたって使用しない

➍日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避ける

〈適用上〉

①使用時:他の刺激性のある外用剤(イオウ,レゾルシン,サリチル酸を含む薬剤,薬用又は研磨剤を含有する石鹸や洗剤,乾燥作用が強い石鹸や化粧品,ピーリング剤及び香料やアルコールを含有する薬剤及び収斂薬)との併用の際は,皮膚刺激感増のため注意

②外用としてのみ使用

③切り傷,すり傷,湿疹のある皮膚への塗布は避ける

④眼,口唇,鼻翼及び粘膜を避けながら,患部に塗布する.眼の周囲に使用する場合には眼に入らないように注意.万一,眼に入った場合は直ちに水で洗い流す

患者背景

〈妊婦〉妊D禁忌(動物の経皮投与で奇形の発生は認められず,過剰肋骨の発生頻度増加が報告.経口で催奇形作用が報告.妊娠した場合,或いは妊娠が予想される場合には医師に知らせるよう指導) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物の経口又は静脈内投与で移行) 〈小児〉12歳未満の臨床試験は未実施

副作用

〈その他〉

1)皮膚及び皮下組織(皮膚乾燥皮膚不快感皮膚剥脱紅斑瘙痒,湿疹,ざ瘡,接触性皮膚炎

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