適応
アトピー性皮膚炎
用法
成人0.5%製剤を1日2回,適量を患部に塗布 ►1回あたりの塗布量は5gまで 小児0.25%製剤を1日2回,適量を患部に塗布.症状に応じて,0.5%製剤を1日2回塗布が可能.尚,1回あたりの塗布量は5gまでとするが,体格を考慮する 注意
①1回あたりの塗布量は体表面積の30%までを目安とする
②0.5%製剤で治療開始4週間以内に症状の改善が認められない場合は,使用を中止
③症状が改善した場合には継続投与の必要性について検討し,漫然と長期にわたって使用しない
④小児に0.5%製剤を使用し,症状が改善した場合は,0.25%製剤への変更を検討する
禁忌
過敏症
注意
〈適用上〉
①薬剤投与時
a)粘膜,潰瘍,明らかに局面を形成しているびらん等への塗布は回避
b)万一,眼に入った場合は直ちに水で洗い流す
〈その他〉非臨床試験に基づく情報:2年間経口投与がん原生試験(ラット)で,胸腺腫(10mg/kg/日以上)及び皮下の脂肪腫(3mg/kg/日以上)が確認.ラットに3及び10mg/kg/日を反復経口投与した際の本薬の曝露量(AUC)は最大臨床用量における曝露量の84倍及び309倍であった
患者背景
〈合併・既往〉皮膚感染症:皮膚感染部位を避けて使用.やむを得ず使用する場合,予め適切な抗菌剤,抗ウイルス剤,抗真菌剤による治療を行う,もしくはこれらとの併用を考慮
〈妊婦〉有益のみ(ラットで胎児に移行) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(ラットで乳汁中に移行) 〈小児〉低出生体重児,新生児,及び6ヵ月未満の乳児を対象とした臨床試験は未実施
副作用
〈その他〉
1)感染症及び寄生虫症〔適用部位毛包炎 (2.4%),ヘルペス性状湿疹,口腔ヘルペス,単純ヘルペス,帯状疱疹,膿痂疹〕
2)皮膚及び皮下組織障害(接触皮膚炎)
3)一般・全身障害及び投与部位の状態(適用部位ざ瘡,適用部位刺激感,適用部位紅斑,適