診療支援
薬剤

メトロニダゾール新様式E
2699
metronidazole
ロゼックス Rozex(マルホ)
 ゲル:0.75%(15・50g/本)

適応

1がん性皮膚潰瘍部位の殺菌・臭気の軽減

2酒さ

用法

1症状及び病巣の広さに応じて適量を使用.潰瘍面を清拭後,1日1~2回ガーゼ等にのばして貼付するか,患部に直接塗布しその上をガーゼ等で保護 21日2回 患部を洗浄後適量を塗布 注意2使用期間は通常12週間までとする.12週間を超えて使用する場合には,その必要性を慎重に判断し,漫然と使用しない.国内臨床試験では,12週間の投与による有効性及び安全性が確認されている

禁忌

1)過敏症

2)脳,脊髄に器質的疾患(脳・脊髄腫瘍の患者を除く)(中枢神経系症状)

3)妊娠3カ月以内

注意

〈基本〉〔共通〕使用中は,日光又は日焼けランプ等による紫外線曝露を回避.本剤は紫外線照射により不活性体に転換され,効果減弱 1

①皮膚潰瘍部位への塗布により全身吸収が認められるため,塗布部位が広範囲の場合等には,経口用又は点滴静注用製剤の投与により認められる副作用(末梢神経障害,中枢神経障害,白血球減少,好中球減少等)が,血中濃度の上昇により発現→異常の際は中止等処置

②長期の使用経験はないため,本剤を長期に使用する場合には,使用の継続を慎重に判断

〈適用上〉

➊交付時:刺激感を伴う皮膚症状が認められた場合は,使用回数を減らす又は一時的に本剤の使用を中止し,必要に応じ医師の指示を受けるよう患者に指導

1使用時:ガーゼ等の交換時に患部を刺激することにより,潰瘍部位の血管が損傷し,出血を招くことがあるので,浸潤させる等本剤塗布部位の乾燥に注意

〈その他〉

①長期経口投与により,マウスでは肺腫瘍が,またラットでは乳房腫瘍の発生が報告されているが,ハムスターの生涯投与試験では腫瘍はみられていないとの報告

②経皮投与によるがん原性試験は未実施

患者背景

〈合併・既往〉

①血液疾患(白血球減少,好中球減少)

②脳・脊髄腫瘍(中枢神経系症状)

〈妊婦〉妊B1

①妊娠3カ月以内の女性:禁忌(妊婦への経口投

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