診療支援
薬剤

ポリドカノール新様式
3329
polidocanol
ポリドカスクレロール Polidocasklerol(カイゲン)
 :0.5・1・3% 2mL(10・20・60mg)/A

適応

1〔0.5%〕一次性下肢静脈瘤(伏在静脈瘤の本幹を除く)の硬化退縮

2〔1%・3%〕一次性下肢静脈瘤の硬化退縮

注意

1)伏在静脈瘤本幹の治療:1%注2mL又は3%注2mLを用いてフォーム硬化療法にて行う

2)液状硬化療法:直径8mmを超える一次性下肢静脈瘤に対する有効性及び安全性は未確立

3)フォーム硬化療法:直径12mmを超える一次性下肢静脈瘤に対する有効性及び安全性未確立

4)患者の選択にあたっては,下肢静脈瘤硬化療法の適応患者(一次性下肢静脈瘤患者)であることを確認し,医療上の必要性を十分に勘案した上で投与の是非を判断

用法

〔0.5%〕直径1mm未満の一次性下肢静脈瘤を対象:1穿刺当たり0.1~0.5mLを基準として静脈瘤内に1カ所又は2カ所以上投与.1回の総投与量は2mg/kg以下.1回の処置で終了しない場合,次は原則1週間後 〔液状硬化療法〕一次性下肢静脈瘤に対し,〔1%〕は直径1mm以上3mm未満を対象に,〔3%〕は直径3mm以上8mm以下を対象に1穿刺あたり0.5~1mLを基準として静脈瘤内に1箇所又は2箇所以上投与.尚,1回の総投与量は2mg/kg以下.1回の処置で治療が終了しない場合,次回の投与は原則として1週間後 〔フォーム硬化療法〕〔1%〕小型の一次性下肢静脈瘤を対象に,静脈瘤内に1カ所又は2カ所以上投与.1穿刺あたりの最大投与量は,対象となる静脈瘤の大きさに応じて2~6mL 〔3%〕中型又は大型の一次性下肢静脈瘤を対象に,静脈瘤内に1カ所又は2カ所以上投与.1穿刺あたりの最大投与量は,対象となる静脈瘤の大きさに応じて4~6mL ►1回の総投与量は2mg/kg以下かつ,フォーム硬化剤として10mL以下 ►1回の処置で治療が終了しない場合,次回の投与は原則として1週間後 注意〔共通〕

①体重別1日上限量:添付文書参照

②3%製剤では,有害事象発現頻度が高い→患者の選

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