適応
1先天性及び後天性血液凝固第ⅩⅢ因子欠乏による出血傾向
2血液凝固第ⅩⅢ因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔
3シェーンライン・ヘノッホ紫斑病における腹部症状・関節症状の改善
用法
1Vを添付溶解液(注射用水4mL)に溶解して使用 11日4~20mL 緩徐に静注(増減) 21日12~24mL 緩徐に静注 ►急性炎症,急性感染の消退後,血清総蛋白,血清アルブミン等に異常がなく,縫合不全,瘻孔が存続し,血液凝固第ⅩⅢ因子が70%以下に低下している患者に投与 ►5日間投与しても改善が認められない場合は中止 31日1回12~20mL 緩徐に静注(増減) ►血液凝固第ⅩⅢ因子が90%以下に低下している患者に投与 ►原則的に3日間投与
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉〔患者への説明〕血漿分画製剤共通事項→ 1.患者への説明参照
①ショック等重篤な副作用の可能性
②頻回輸注により血清中に血液凝固第ⅩⅢ因子に対するインヒビターの発生を否定できない
③シェーンライン・ヘノッホ紫斑病患者に投与する場合
a)腹部症状,関節症状を呈している患者にのみ投与(他の症状に対しての効果は未確認)
b)原則として入院を必要とする比較的症状の重い患者
〈その他〉〔記録の保存〕血漿分画製剤共通事項→ 2.記録の保存参照
溶解溶解時に著しい沈殿の認められるものは使用不可.溶解後は直ちに使用.残液は使用不可.泡立たないよう溶解
配合他剤との混注回避
〈小児〉低出生体重児・新生児:未確立 〈妊婦〉有益のみ(ヒトパルボウイルスB19感染の可能性を否定できない.感染の場合は胎児に障害の可能性) 〈高齢〉慎重に
慎重
1)新鮮血栓症(症状悪化)
2)溶血性・失血性貧血(ヒトパルボウイルスB19感染の可能性を否定できない.感染の場合は発熱・急激な貧血を伴う重篤な全身症状)
3)免疫不全・免疫抑制状態(ヒトパルボウイルスB19感染の可能性を否定できない.感染の場合は持続性貧
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