適応
狭心症(慢性安定狭心症,不安定狭心症),心筋梗塞,虚血性脳血管障害〔一過性脳虚血発作(TIA),脳梗塞〕,冠動脈バイパス術(CABG)施行後,経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後における血栓・塞栓形成の抑制(胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往がある患者に限る)
用法
1日1回1錠 経口
禁忌
1)過敏症(本剤,サリチル酸系製剤)
2)アタザナビル,リルピビリンを投与中
3)消化性潰瘍(アスピリンのPG生合成抑制作用により胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させる)
4)出血傾向(アスピリンにより血小板機能異常が起こる→出血傾向を助長)
5)アスピリン喘息(NSAIDs等による喘息発作の誘発)又はその既往歴(重篤なアスピリン喘息発作を誘発)
6)出産予定日12週以内の妊婦
注意
〈基本〉
①長期投与では,定期的な内視鏡検査の実施等観察を十分に
②脳梗塞患者への投与では,他の血小板凝集を抑制する薬剤等との相互作用に注意