適応
静脈血栓塞栓症の発現リスクの高い,次の患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制
1下肢整形外科手術施行
2腹部手術施行 注意腹部手術のうち帝王切開術施行における有効性・安全性は未確立→リスクとベネフィットを十分考慮(使用経験は少ない)
用法
1日1回2.5mg皮下投与 ►尚,腎障害には腎機能の程度に応じて1日1回1.5mgに減量 注意
①皮下注のみ,筋注は不可
②初回投与は手術後24時間経過し,手術創等からの出血がないことを確認後行う.又,投与後に十分観察できるよう夜間等に初回投与しないよう配慮することが望ましい.尚,手術後6時間以内に投与で出血の危険性増大の報告(海外臨床試験)
③初回投与:硬膜外カテーテル抜去或いは腰椎穿刺から少なくとも2時間経過以上.又,初回投与以降にこれらの処置を行う際は,前回投与から十分な時間をあけ,予定した次回の投与の少なくとも2時間以上前に実施
④2回目以降の投与:1日1回ほ