診療支援
薬剤

フィルグラスチム(遺伝子組換え)新様式E
3399
filgrastim
グラン Gran(協和キリン)
 :75・150・M300μg/0.3・0.6・0.7mL/A
 シリンジ:75・150・M300μg/0.3・0.6・0.7mL/筒
BSフィルグラスチムBS(シリ75・150・300μg 各社)

適応

1造血幹細胞の末梢血中への動員

2造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進

3癌化学療法による好中球減少症

4HIV感染症の治療に支障を来す好中球減少症

5骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症

6再生不良性貧血に伴う好中球減少症

7先天性・特発性好中球減少症

8神経芽腫に対するジヌツキシマブ(遺伝子組換え)の抗腫瘍効果の増強(8は先発品のみ)

9再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法

注意3胚細胞腫瘍で卵巣腫瘍に該当するものは未熟奇形腫,未分化胚細胞腫,卵黄嚢腫瘍など

用法

1

同種及び自家末梢血幹細胞採取時の単独投与による動員‍ 成人小児400μg/m2 1日1回又は2回分割,5日間連日又は末梢血幹細胞採取終了時まで連日皮下注 ►末梢血幹細胞採取は投与開始後4~6日目に施行

自家末梢血幹細胞採取時の癌化学療法剤投与終了後の本剤投与による動員‍ 成人小児400μg/m2 1日1回又は2回分割,末梢血幹細胞採取終了時まで連日皮下注 ►投与開始時期:癌化学療法剤投与終了翌日又は癌化学療法により好中球数が最低値を経過後

►投与終了時期①,②:末梢血幹細胞採取終了前に白血球数50,000/mm3以上に増加した場合は減量,白血球数75,000/mm3に達した場合は投与中止(減量) 2成人小児300μg/m2 1日1回 点滴静注 ►投与開始時期:造血幹細胞移植施行翌日ないし5日後から ►投与終了時期:好中球が5,000/mm3以上に増加した場合は症状を観察しながら中止(好中球数が緊急時等で確認できない場合には,白血球数の半数を好中球数として推定)(増減) 3

急性白血病‍ 成人小児200μg/m2 1日1回 静注(点滴静注を含む).出血傾向等の問題がない場合は100μg/m2 1日1回 皮下注 ►投与開始時期:癌化学療法剤投与終了後(翌日以降)で骨髄中の芽球が十分減少し末梢血液中に芽球

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