診療支援
薬剤

ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)新様式E
3399
pegfilgrastim(genetical recombination)
ジーラスタ G-Lasta(協和キリン)
 皮下注:3.6mg/0.36mL/シリンジ・ボディーポッド
BSペグフィルグラスチムBS(3.6 各社)

適応

1癌化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制

2同種末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員(シリンジのみ)

注意

1)1臨床試験に組み入れられた患者における発熱性好中球減少症発現のリスク等について,添付文書の「臨床成績」の項の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で,適応患者の選択を行う

2)1国内外の最新のガイドライン等を参考に使用

3)2添付文書の「臨床成績」の項の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で,本剤以外の顆粒球コロニー形成刺激因子製剤の使用についても慎重に検討

用法

1癌化学療法剤投与終了後の翌日以降,3.6mgを化学療法1サイクルあたり1回皮下投与 27.2mgを1回皮下投与 注意

1癌化学療法剤の投与開始10日前から投与終了後24時間以内に本剤を投与した場合の安全性は未確立

2本剤投与日を1日目として,末梢血幹細胞採取は4~6日目に施行

!警告

‍ 2緊急時に十分対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍の治療及び造血幹細胞移植に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで投与が適切と判断される末梢血幹細胞提供ドナーについてのみ投与.又,投与に先立ちドナー及びその家族に有効性及び危険性を十分に説明し,同意を得てから投与を開始

禁忌

1)過敏症(本剤,顆粒球コロニー形成刺激因子製剤)

2)1骨髄中の芽球が十分減少していない骨髄性白血病及び末梢血液中に骨髄芽球の認められる骨髄性白血病

注意

〈基本〉

①過敏症等の反応を予測するために,アレルギー既往歴,薬物過敏症等について十分な問診を行う

②骨痛,背部痛等→非麻薬性鎮痛剤投与等処置

③脾腫,脾破裂が発現→血液学的検査値の推移に留意するとともに,腹部超音波検査等により観察

1急性骨髄性白血病患者では芽球増加を促進することあり→定期的な血液検査及び骨髄検査を実施

〔ボディーポッド〕使用にあたり,主な副作

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