適応
結核予防
用法
溶剤を加えたものを上腕外側のほぼ中央部に滴下塗布し経皮用接種針を用いて行う 注意
①接種方法(管針法による経皮接種):生食液を加えて80mg/mLの懸濁液とし,接種部位の皮膚を緊張させ,懸濁液を塗った後,9本針植付けの管針を接種皮膚面に対してほぼ垂直に保ち,これを強く圧して行う.接種数は2個とし,管針の円跡が相互に接するようにする
②経皮接種用の濃厚なワクチンであり,皮内等に注射すると激しい局所反応を呈するので,絶対に注射してはならない
③定期接種対象者と標準的接種期間:1歳に至るまでの間.生後5月に達したときから生後8月に達するまでの期間を標準的な接種期間として1回行う
④他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は,27日以上間隔を置いて本剤を接種する
⑤同時接種:医師が必要と認めた場合には,他のワクチンと同時接種可(尚,他のワクチンとの混合接種禁)
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)本剤の成分でアナフィラキシーの既往
4)結核その他の疾病の予防接種,外傷等によるケロイドが認められる
5)免疫機能に異常のある疾患及び免疫抑制を来す治療を受けている
6)結核の既往歴
7)予防接種を行うことが不適当な状態
注意
〈基本〉
①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態の確認
➌保護者に予防接種後の通常起こり得る反応及び稀に生じる重い副反応並びに予防接種健康被害救済制度について十分に説明し,保護者が内容を理解の上,明確な同意を得る
➍接種後,接種局所の反応が10日以内に出現した場合(コッホ現象)は,結核に感染した可能性が高いので,結核感染に関する必要な検査を行うため,接種医療機関を受診するように保護者に伝える
➎接種部位を清潔に保ち,接種当日の過激な運動は避け,接種局