診療支援
薬剤

乾燥弱毒生風しんワクチン新様式E
6313
乾燥弱毒生風しんワクチン(武田)
 皮下注:溶解時感染価0.5mL中1,000PFU以上

適応

風しんの予防

用法

添付の注射用水0.7mLで溶解し,0.5mLを1回皮下注 注意

接種対象者

a)定期の予防接種

1.第1期:生後12~24カ月に至るまでの間にある者

2.第2期:5歳以上7歳未満で,小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者(小学校就学の前の1年間にある者)

3.昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性.この対象者は,令和7年3月31日までの適用

b)任意予防接種:生後12カ月以上であれば性,年齢に関係なく接種可.流行時に罹患した者,及び免疫を持つことが明らかな者以外は接種することが望ましい

②輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者は,3カ月以上間隔を置いて接種.又,ガンマグロブリン製剤の大量療法(200mg/kg以上投与)を受けた者は,6カ月以上間隔を置いて接種

③他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は,27日以上間隔を置いて本剤を接種

同時接種:医師が必要と認めた場合には,他のワクチンと同時接種可

禁忌

〈接種不適当者〉

1)明らかな発熱

2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか

3)本剤の成分によってアナフィラキシーの既往

4)明らかに免疫機能に異常のある疾患及び免疫抑制を来す治療を受けている者

5)妊娠中

6)上記に掲げる者のほか,予防接種を行うことが不適当な状態

注意

〈基本〉

①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用

②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態を調べる

➌接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又,接種直後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合は,速やかに医師の診察を受けるように知らせる

〈適用上〉

接種時

a)滅菌されたディスポーザブル品を使用し,被接種者毎に取り換える

b)他のワクチンとの混合

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?