診療支援
薬剤

乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン新様式
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乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン(武田)
 皮下注:弱毒麻しんウイルスシュワルツFF-8株5,000FFU以上,弱毒風しんウイルスTO-336株1,000FFU以上(0.5mL中)/V
はしか風しん混合生ワクチン(第一三共)
 皮下注:弱毒麻しんウイルスAIK-C株5,000FFU以上,弱毒風しんウイルス高橋株1,000FFU以上(0.5mL中)/V
ミールビック(阪大微研)
 皮下注:弱毒麻しんウイルス田辺株5,000PFU以上,弱毒風しんウイルス松浦株1,000PFU以上(0.5mL中)/V

適応

麻しん及び風しんの予防

用法

添付の注射用水0.7mLで溶解し,0.5mLを1回皮下注 注意

対象者

a)定期接種

1.第1期:生後12~24カ月に至るまでの間にある者

2.第2期:5歳以上7歳未満で,小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者(小学校就学の前の1年間にある者)

3.昭和37年4月2日~昭和54年4月1日までの間に生まれた男性.この対象者は,令和7年3月31日までの適用

b)任意接種:性,年齢に関係なく接種可

②輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者は,3カ月以上間隔を置いて接種.又,ガンマグロブリン製剤の大量療法(200mg/kg以上投与)を受けた者は,6カ月以上間隔を置いて接種

③他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は,27日以上間隔を置いて本剤を接種

同時接種:医師が必要と認めた場合には,他のワクチンと同時接種可

禁忌

〈接種不適当者〉

1)明らかな発熱

2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか

3)本剤の成分によってアナフィラキシーの既往

4)明らかに免疫機能に異常のある疾患及び免疫抑制を来す治療中

5)妊娠中

6)予防接種を行うことが不適当な状態

注意

〈基本〉

①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用

②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態を調査

➌接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又,接種直後及び5~14日の間の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状の際は速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせる

〈適用上〉

接種時

a)滅菌されたディスポーザブル品を使用し,被接種者毎に取り換える

b)接種直前に溶解し,溶解したものは直ちに使用

c)他のワクチンとの混合接種禁

d)容器の栓及びその周囲をアルコールで消毒後,添付の溶剤で均一に溶解し所要量を注射

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