診療支援
薬剤

乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン新様式E
6313
おたふくかぜ生ワクチン(第一三共)  6313
乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン freeze-dried live attenuated mumps vaccine(武田)
 皮下注:溶解時感染価0.5mL中5,000CCID50以上

適応

おたふくかぜの予防

用法

溶剤(注射用水)0.7mLで溶解 その0.5mLを1回皮下注 注意

接種対象者:生後12カ月以上のおたふくかぜ既往歴のない者であれば性,年齢に関係なく使用できる.接種年齢は,学会等の最新の情報を考慮して総合的に判断する

②他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は,27日以上間隔を置いて本剤を接種する

同時接種:医師が必要と認めた場合には,他のワクチンと同時接種可

禁忌

〈接種不適当者〉

1)明らかな発熱

2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか

3)本剤の成分によってアナフィラキシーの既往

4)明らかに免疫機能に異常のある疾患及び免疫抑制を来す治療中

5)妊娠中

6)予防接種を行うことが不適当な状態

注意

〈基本〉

①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用

②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態を調べる

➌接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又,接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合は,速やかに医師の診察を受けるように知らせる

〈適用上〉

接種時

a)滅菌されたディスポーザブル品を用い,被接種者毎に取り換える

b)他のワクチンと混合しての接種禁

c)容器の栓及びその周囲をアルコールで消毒した後,添付の溶剤で均一に溶解して,所要量を注射器に吸引.雑菌が迷入しないよう注意.又,栓を取り外し,あるいは他の容器に移し使用しない

d)注射針の先端が血管内に入っていないことを確認

接種部位:通常,上腕伸側とし,アルコールで消毒

〈取扱上〉本剤のウイルスは日光に弱く,速やかに不活化されるので,溶解の前後にかかわらず光が当たらないよう注意 〈その他〉(海外)本剤とは異なるムンプスウイルス株を含む生ワクチン(注射剤)接種後に,ワクチン被接種者から非接種者へのムンプスワクチンウイルスの水

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