適応
ロタウイルスによる胃腸炎の予防 注意
1)ロタウイルスG1P[8],G2P[4],G3P[8],G4P[8],G9P[8]に対する予防効果が示唆されている
2)他のウイルスに起因する胃腸炎を予防することはできない
用法
1回1.5mL 乳児に4週間以上間隔をおいて2回経口接種 注意
①接種対象者・接種時期:生後6週から初回接種を開始,少なくとも4週間の間隔をおいて2回目の接種を完了する.遅くとも生後24週までには接種を完了させる.早期産児においても同様に可.尚,初回接種は生後14週6日までに行うことを推奨
②接種直後にワクチンの大半を吐き出した場合は,改めて1.5mLを接種可
③同時接種:医師が必要と認めた場合は他のワクチンと同時接種可
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患
3)過敏症
4)腸重積症の発症を高める可能性のある未治療の先天性消化管障害(メッケル憩室等)
5)腸重積症の既往
6)重症複合型免疫不全(SCID)
7)予防接種を行うことが不適当な状態
注意
〈基本〉
①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態をチェック
➌接種当日は過激な運動は避け,又接種後の健康監視に留意し,体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合には速やかに医師の診察を受けるよう事前に説明
④接種が開始される生後6週時点においては免疫不全症の診断は困難.HIV感染症以外の免疫不全者に対する有効性及び安全性の臨床データなし.免疫機能に異常がある疾患を有する者及びその恐れがある者,免疫抑制を来す治療を受けている,近親者に先天性免疫不全症の者がいる者に接種する場合は,免疫不全症を疑わせる症状の有無に十分注意し,慎重に接種
➎腸重積症を示唆する腹痛,反復性の嘔吐,血便排泄,腹部膨満感,高熱を呈した場合には速やかに医師の診察を受