診療支援
薬剤

乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(不活化日本脳炎ウイルス(北京株))新様式E
6313
エンセバック(KMB)  6313
 皮下注用:1人分(溶解時0.7mL)
ジェービックV(阪大微研)
 皮下注:1人分/0.7mL

適応

日本脳炎の予防

用法

〔初回免疫〕1回0.5mLずつ2回 1~4週間の間隔で皮下注 3歳未満は1回0.25mLずつ2回 1~4週間の間隔で皮下注 〔追加免疫〕1回0.5mLを1回皮下注 3歳未満は1回0.25mLを1回皮下注 ►初回免疫後概ね1年経過後 ►添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.7mLで溶解 注意

基礎免疫,追加免疫及び免疫の保持:初回免疫として2回,更に第1回の追加免疫を行うことにより基礎免疫ができる.追加免疫の接種量は第1回目の追加免疫に準ずる.接種間隔は地域における日本脳炎ウイルスの汚染状況等に応じて実施

定期接種対象者と標準的接種年齢

a)1期は,生後6~90カ月に至るまでの間.初回免疫は3歳に達した時~4歳に達するまでの間,追加免疫は4歳に達した時~5歳に達するまでの間

b)第2期は,9歳以上13歳未満.標準的な接種年齢は9歳に達した時~10歳に達するまでの間

c)平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの者のうち,7歳6カ月以上9歳未満及び13歳以上20歳未満の者も定期接種の対象

同時接種:医師が必要と認めた場合は他のワクチンと同時接種可

禁忌

〈接種不適当者〉

1)明らかな発熱

2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか

3)本剤の成分によってアナフィラキシーの既往

4)予防接種を行うことが不適当な状態

注意

〈基本〉

①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用

②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態を調べる

➌接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又,接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合には速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせる

〈適用上〉

①滅菌されたディスポーザブル品を用いる

②接種直前に溶解

③他のワクチンと混合接種禁

④容器の栓及びその周囲をアルコールで

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