適応
髄膜炎菌(血清型A,C,Y及びW-135)による侵襲性髄膜炎菌感染症の予防 注意
1)血清型A,C,Y及びW-135以外に起因する侵襲性髄膜炎菌感染症予防はできない(血清型Bに起因する侵襲性髄膜炎菌感染症を予防はできない)
2)既に発症している髄膜炎菌感染症の治療はできない
3)本剤含有のジフテリアトキソイドを予防接種法に基づくジフテリアの予防接種に転用はできない
用法
1回0.5mLを筋注 注意
①2歳未満の小児等に対する安全性及び有効性は未確立
②同時接種:医師が必要と認めた場合は他のワクチンと同時接種可
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)本剤の成分又はジフテリアトキソイドによってアナフィラキシーの既往
4)予防接種を行うことが不適当な状態
注意
〈基本〉
①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態を確認
➌接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又,接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合には,速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせる
④接種直後又は接種後に注射による心因性反応を含む血管迷走神経反射による失神の恐れ→失神による転倒を避けるため,接種後30分程度は座らせる等をし,状態を観察することが望ましい
〈適用上〉
①接種時
a)筋肉内注射のみ.皮下注射,静脈内注射は不可
b)注射針の先端が血管内に刺入していないことを確認
c)注射針及び注射筒は被接種者毎に交換
d)使用前にバイアル内を目視により確認し,変色,粒子状の物質,異物の混入が認められた場合は使用禁
e)他のワクチンとの混合接種不可
②接種部位
a)左右どちらかの腕の三角筋
b)筋肉内注射による組織・神経等への影響を避けるため,下記に注意
1.適切な針長を