適応
髄膜炎菌(血清群A,C,W及びY)による侵襲性髄膜炎菌感染症の予防 注意
1)血清群A,C,W及びY以外に起因する侵襲性髄膜炎菌感染症予防は不可(血清群Bに起因する侵襲性髄膜炎菌感染症予防は不可)
2)既に発症している髄膜炎菌感染症治療は不可
3)予防接種法に基づく破傷風の予防接種への転用は不可
用法
1回0.5mLを筋肉内接種 注意
①2歳未満への安全性・有効性は未確立
②同時接種:医師が必要と認めた際には,他のワクチンとの同時接種可
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)アナフィラキシーを呈したことが明らか(本剤,破傷風トキソイド)
4)予防接種の実施が不適当な状態
注意
〈基本〉
①予防接種実施規則及び定期接種実施要領に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察によって健康状態を調査
➌被接種者又は保護者に接種当日は過激な運動を避け,接種部位を清潔に保ち,接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した際には速やかに医師の診察を受けるよう事前に周知
④接種後又は接種前に注射に対する心因性反応を含む血管迷走神経反射として失神の発現がある.失神による転倒及び外傷を避ける為,接種後一定時間は座らせる等の上,被接種者の状態を観察することが望ましい
〈適用上〉
①接種時
a)筋注のみに使用し,皮下注又は静注はしない
b)注射針の先端が血管内に刺入していないことを確認
c)注射針及び注射筒は被接種者毎に取り換える
d)バイアル内を目視により確認し,変色,粒子状の物質,異物の混入の際は使用しない
e)他のワクチンと混合して接種してはならない
②接種部位
a)左右どちらかの腕の三角筋又は大腿前外側部に接種.他のワクチンと同時接種の必要がある場合は異なる部位に接種
b)筋注に際しては組織・神経等への影響を避ける為,次の点に注意
1.針長は筋肉