診療支援
薬剤

乾燥組織培養不活化A型肝炎ワクチン新様式E
6313
エイムゲン Aimmugen(KMB)
 :0.5μg/V(不活化A型肝炎ウイルス抗原)

適応

A型肝炎の予防

用法

添付の溶剤(注射用水)0.65mLで溶解し,0.5mLずつを2~4週間間隔で2回,筋肉内又は皮下に接種.更に初回接種後24週を経過した後に0.5mLを追加接種 ►免疫の賦与を急ぐ場合→0.5mLずつ2週間隔で2回筋肉内又は皮下に接種.長期に抗体価を維持するためには3回目の追加接種が望ましい 注意同時接種:医師が必要と認めた場合は他のワクチンと同時接種可

禁忌

〈接種不適当者〉

1)明らかな発熱

2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか

3)本剤の成分によりアナフィラキシーの既往

4)上記以外で,予防接種を行うことが不適当な状態

注意

〈基本〉

①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用

②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって被接種者の健康状態を調べる

➌接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又,接種後の健康監視に留意,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合には速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせる

〈適用上〉

接種時

a)滅菌されたディスポーザブル品を使用

b)溶解は接種直前に行い,一度溶解したものは直ちに使用

c)他のワクチンと混合接種不可

d)容器の栓及びその周囲をアルコールで消毒した後,所要量を注射器内に吸引.雑菌の迷入に注意.又,栓の取り外し,或いは他の容器に移し使用しない

e)注射針の先端が血管内に入っていないことを確認

接種部位:通常,上腕伸側とし,アルコールで消毒.同一接種部位に反復接種しない

患者背景

〈接種要注意者〉次のいずれかに該当すると認められる場合は,健康状態及び体質を勘案し,診察及び接種適否の判断を慎重に行い,必要性,副反応,有用性について十分説明し,同意取得後,注意して接種

①心臓血管系疾患,腎臓疾患,肝臓疾患,血液疾患,発育障害等の基礎疾患を有する

②予防接種で2日以内に発熱が

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