適応
帯状疱疹の予防 注意本剤を予防接種法に基づく水痘の予防接種に転用不可
用法
抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解
①50歳以上には0.5mLを2回,通常2カ月間隔で筋肉内接種
②帯状疱疹に罹患するリスクが高い18歳以上には0.5mLを2回,通常1~2カ月間隔で筋肉内接種
注意
①接種対象者:帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上とは以下の者を指す
a)疾病又は治療により免疫不全,免疫機能が低下又は免疫機能が低下する可能性
b)上記以外で医師が本剤の接種を必要と認めた者
②接種間隔・接種時期
a)標準として1回目の接種から2カ月の間隔をおいて2回目の接種を行う.1回目の接種から2カ月を超えた場合,6カ月後までに2回目の接種を行う
b)ワクチン接種スケジュールを短縮することによりベネフィットが得られる場合には,1回目の接種から2回目の接種までの間隔を1カ月まで短縮可
c)造血幹細胞移植,化学療法等の実施予定及び実施後の患者等において高度にリンパ球が減少・抑制されることが予想される又は減少・抑制されている等の場合,個々の被接種者における状態を考慮し,適切な接種時期を決定
③同時接種:医師が必要と認めた場合は他のワクチンと同時接種可
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)本剤の成分によりアナフィラキシーの既往
4)その他,予防接種を行うことが不適当な状態
注意
〈基本〉
①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態を確認
➌接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合には,速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせる
④本剤と他の帯状疱疹ワクチンの互換性に関する安全性,免疫原性,有効