適応
SARS-CoV-2による感染症の予防 注意予防効果の持続期間は未確立
用法
1回0.5mLを筋肉内に接種 注意
①接種対象者:18歳以上
②追加免疫
a)初回接種から少なくとも2カ月経過後に2回目の接種が可.SARS-CoV-2の流行状況や個々の背景因子等を踏まえベネフィットとリスクを考慮し,追加免疫の要否を判断
b)初回免疫として他のSARS-CoV-2ワクチン接種者に追加免疫として本剤を接種した場合の有効性及び安全性は未確立
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)重度の過敏症
4)毛細血管漏出症候群の既往
5)SARS-CoV-2ワクチン接種による血小板減少症を伴う血栓症(TTS)の既往
6)予防接種の実施が不適当な状態
注意
〈基本〉
①予防接種実施規則に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察によって健康状態を調査
➌被接種者又は保護者に,接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応及び体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状が発現した場合には速やかに医師の診察を受けるよう事前に周知
④ショック,アナフィラキシーの発現がある為,接種前に過敏症の既往歴等に関する問診を十分に行い,接種後一定時間,被接種者の状態を観察することが望ましい
➎重篤な血小板減少症を伴う血栓症(一部には出血が伴う)を確認.この中には脳静脈洞血栓症や内臓静脈血栓症等,非常に稀な静脈血栓症や動脈血栓症が含まれている.多くは接種3週間以内に発現し,致死的症例も報告.血栓塞栓症もしくは血小板減少症のリスク因子のある接種者にあたっては予防接種上のベネフィットと潜在的なリスクを考慮.又特に接種数日後から28日後に重度もしくは持続的な頭痛,霧視,錯乱,痙攣発作,息切れ,胸痛,下肢腫脹,下肢痛,持続的な腹痛,或いは接種部位以外の皮膚の内出血