診療支援
薬剤

(合剤)ジフテリア破傷風混合トキソイド新様式
6361
DTビック(阪大微研)
 皮下注:0.1mL/V(ジフテリアトキソイド5Lf以下,破傷風トキソイド1Lf以下)

適応

ジフテリア及び破傷風の予防

用法

〔初回免疫〕1回0.5mL 皮下注 3~8週間間隔で2回 小児10歳以上の者には,第1回量を0.1mLとし,副反応の少ない時は第2回以後適宜増量 〔追加免疫〕第1回の追加免疫には,通常,初回免疫後6カ月以上の間隔をおいて(標準として初回免疫終了後12~18カ月までの間に) 1回0.5mLを皮下注 ►但し初回免疫の時,副反応の強かった者には適宜減量,以後の接種量もこれに準ずる 小児10歳以上には0.1mL以下を皮下注 注意

接種対象者・接種時期:ジフテリア及び破傷風の第2期の予防接種については,11歳以上13歳未満の者(11歳に達した時~12歳までを標準的接種期間)は,通常1回0.1mLを皮下注

同時接種:医師が必要と認めた場合は他のワクチンと同時接種可

禁忌

〈接種不適当者〉

1)明らかな発熱

2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか

3)本剤の成分によってアナフィラキシーの既往

4)予防接種を行うことが不適当な状態

注意

〈基本〉

①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用

②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態を調べる

➌接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,又,接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合は,速やかに医師の診察を受けるように知らせる

〈適用上〉

接種時

a)滅菌されたディスポーザブル品を使用.被接種者毎に取り換える

b)室温になってから,必ず振り混ぜ均等にして使用.沈降しやすいので,吸引に際してはその都度よく振り混ぜる

c)他のワクチンと混合不可

d)所要量を吸引.雑菌が混入しないよう注意.又,栓を取り外し,或いは他の容器に移し使用しない

e)注射針の先端が血管内に入っていないことを確認

f)保存剤を含有していないので,一度注射針をさし込むと容器内の

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