診療支援
薬剤

ペチジン塩酸塩運転×
8211
pethidine hydrochloride
ペチジン塩酸塩(武田)
 :35・50mg/1mL/A

適応

1激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙

2麻酔前投薬

3麻酔の補助

4無痛分娩

用法

11回35~50mg 皮下注・筋注 必要に応じて3~4時間毎に追加 ►特に急を要する場合には緩徐に静注 2麻酔の0.5~1.5時間前に 1回50~100mg 皮下注・筋注 35%ブドウ糖注射液又は生食で10mg/mLに希釈して10~15mgずつ間欠的に静注 ►投与量は場合により50mgまで増量可 4子宮口二横指開大~全開時に70~100mg 皮下注・筋注 尚,必要に応じて3~4時間毎に35~70mgずつ1~2回追加 ►この場合,母体及び胎児の呼吸抑制を防ぐために,ペチジン塩酸塩100mgに対してレバロルファン酒石酸塩1mgの投与比率で混合注射(増減)

禁忌

1)重篤な呼吸抑制(増強)

2)重篤な肝障害(昏睡)

3)慢性肺疾患に続発する心不全(呼吸抑制や循環不全を増強)

4)痙攣状態(てんかん重積症,破傷風,ストリキニーネ中毒)(脊髄の刺激効果)

5)急性アルコール中毒(呼吸抑制増強)

6)過敏症

7)MAO阻害薬投与中

8)ナルメフェン塩酸塩水和物を投与中又は投与中止後1週間以内

注意

〈基本〉

①連用で薬物依存→慎重に

➋眠気,めまい→運転不可

〈適用上〉

①静注時:患者を寝かせて極めて緩徐に投与するか,又は希釈(5%ブドウ糖液又は生食)して投与.急速静注で呼吸抑制,血圧降下,循環障害,心停止等→モルヒネ拮抗薬(ナロキソン,レバロルファン等)や呼吸調節・補助設備のないところでは行わない.静脈炎・発赤→なるべく太い静脈を選び,注射速度をできるだけ遅くする

②筋注時

a)やむを得ない場合にのみ.同一部位への反復投与は行わない.低出生体重児・新生児・乳児・小児は特に注意

b)神経走行部位は回避

c)刺入時,激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに部位を変更

③皮下,筋注により注射部位の疼痛,局所刺激及び硬結

〈小児〉新生児,乳児:慎重に(

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?