適応
成人非オピオイド鎮痛剤及び弱オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記疾患における鎮痛(但し,慢性疼痛は他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限る)
1中等度~高度の疼痛を伴う各種癌
2中等度~高度の慢性疼痛
(後発医薬品は1のみ) 小児非オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記疾患における鎮痛(但し,他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限る)
1中等度~高度の疼痛を伴う各種癌
注意〔共通〕
1)オピオイド鎮痛剤の継続的な投与を必要とする癌性疼痛及び慢性疼痛の管理にのみ使用
2)他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合は,他のオピオイド鎮痛剤が一定期間投与され,忍容性が確認された患者に使用
3)〔がん疼痛〕〔フェントスは成人の場合のみ〕貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していないがん疼痛患者に対しては,経口オピオイド鎮痛剤に比べ本剤による治療が有益であると考えられる場合(経口投与が困難,経口剤による副作用発現の恐れ,多剤併用等により貼付剤の投与が望まれるなど)にのみ使用.経口オピオイド鎮痛剤に比べ有効成分の血中濃度が徐々に上昇するため,至適用量を決定するまでに時間を要する可能性がある
4)〔フェントス〕〔慢性疼痛〕慢性疼痛の原因となる器質的病変,心理的・社会的要因,依存リスクを含めた包括的な診断を行い,使用の適否を慎重に判断
用法
成人胸部,腹部,上腕部,大腿部等に貼付し,1日(約24時間)毎に貼り替えて使用 ►初回貼付用量は貼付前のオピオイド鎮痛剤の治療有無により下記のとおり選択 ►その後の貼付用量は患者の症状や状態により適宜増減 〔がん疼痛〕〔0.5mg製剤を有する製品〕貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していない場合,0.5mgより開始 ►他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合,貼付前に使用していたオピオイド鎮痛剤の用法・用量を勘案して,0.5mg,1mg,2mg,4mg,6