適応
強オピオイド鎮痛剤を定時投与中の癌患者における突出痛の鎮痛 注意
1)他のオピオイド鎮痛剤が一定期間投与され,忍容性が確認され,かつ強オピオイド鎮痛薬(モルヒネ製剤,オキシコドン製剤及びフェンタニル製剤)の定時投与により持続性疼痛が適切に管理されている癌患者における突出痛(一時的に現れる強い痛み)に対してのみ投与
2)定時投与されている強オピオイド鎮痛薬が低用量の患者(モルヒネ経口薬30mg/日未満又は同等の鎮痛効果を示す用量の他のオピオイド鎮痛薬を定時投与中の患者)における使用経験は限られているため,必要性を慎重に検討した上で,副作用の発現に十分注意
用法
1回の突出痛に対して,50又は100μgを開始用量とし,上顎臼歯の歯茎と頬の間で溶解させる.用量調節期に,症状に応じて,1回50,100,200,400,600,800μgの順に一段階ずつ適宜調節し,至適用量を決定 ►用量調節期に1回の突