適応
強オピオイド鎮痛剤を定時投与中の癌患者における突出痛の鎮痛 注意
1)他のオピオイド鎮痛剤が一定期間投与され,忍容性が確認された患者で,かつ強オピオイド鎮痛薬の定時投与により持続性疼痛が適切に管理されている癌患者における突出痛(一時的に現れる強い痛み)に対してのみ使用
2)定時投与されている強オピオイド鎮痛薬が低用量〔モルヒネ経口剤60mg/日未満,オキシコドン経口剤40mg/日未満,フェンタニル経皮吸収型製剤0.6mg/日(定常状態におけるフェンタニルの推定平均吸収量)未満,又は同等の鎮痛効果を示す用量の他のオピオイド鎮痛薬を定時投与中患者〕における使用経験は限られているため,必要性を慎重に検討した上で,副作用の発現に十分注意
用法
1回の突出痛に対して,100μgを開始用量として舌下.用量調節期に,症状に応じて,1回100,200,300,400,600,800μgの順に一段階ずつ適宜調節