診療支援
薬剤

チオペンタールナトリウム新様式
1115
thiopental sodium
ラボナール Ravonal(ニプロES)
 :0.3・0.5g/A

適応

1全身麻酔

2全身麻酔の導入

3局所麻酔薬・吸入麻酔薬との併用

4精神神経科における電撃療法の際の麻酔

5局所麻酔薬中毒・破傷風・子癇等に伴う痙攣

6精神神経科における診断(麻酔インタビュー)

用法

静注:2.5%液を用いる(5%溶液は静脈炎の恐れ) 1〔短時間麻酔〕最初に2.5%液2~3mL(50~75mg)を10~15秒位の速度で注入後30秒間,麻酔の程度,患者の全身状態を観察.更に必要ならば2~3mLを同速度で注入し,患者の応答のなくなった時の注入量を就眠量とする.尚,手術に先立ち,更に2~3mLを同速度で分割注入すれば,10~15分程度の麻酔が得られる ►短時間で手術が終了しない場合は,注射針を静脈中に刺したまま呼吸,脈拍,血圧,角膜反射,瞳孔対光反射等に注意しながら手術の要求する麻酔深度を保つように2.5%液1~4mL(25~100mg)を分割注入(1回の最大使用量は1gまで) 2最初に2.5%液2~4mL(50~100mg)を注入して全身状態,抑制状態等により追加量を決定.次に患者が応答しなくなるまで追加注入し,応答がなくなった時の注入量を就眠量とする.更に就眠量の半量ないし同量を追加注入し,他の麻酔法に移行 ►気管内挿管する場合は筋弛緩薬を併用 3局所麻酔薬或いは吸入麻酔薬との併用可能 1回2.5%液2~4mL(50~100mg)間欠的に注入 41回2.5%液12mL(300mg)を25~35秒で注入し,必要な麻酔深度に達したことを確認後直ちに電撃療法施行 52.5%液2~8mL(50~200mg)を痙攣が止まるまで徐々に注入 62.5%液3~4mL(75~100mg)を約1mL/分で注入し入眠させ,その後約2~10分で呼びかければ覚醒し,質問に答えるようになればインタビューを実施,その後は約1mL/分で追加注入 直腸内注入:1回20~40mg/kg(10%液) 筋注

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