診療支援
薬剤

ドロペリドール新様式
1119
droperidol
ドロレプタン Droleptan(アルフレッサ)
 :25mg/10mL/V

適応

1フェンタニルとの併用による手術,検査及び処置時の全身麻酔,並びに局所麻酔の補助

2単独投与による麻酔前投薬

用法

1導入麻酔:0.1~0.2mL/kg(ドロペリドールとして0.25~0.5mg/kg)をフェンタニル0.1~0.2mL/kg(フェンタニルクエン酸塩として7.85~15.7μg/kg)と共に緩徐に静注,又はブドウ糖液等に希釈し点滴静注 局麻補助:局所麻酔薬投与10~15分後,0.1mL/kg(ドロペリドールとして0.25mg/kg)をフェンタニル0.1mL/kg(フェンタニルクエン酸塩として7.85μg/kg)と共に緩徐に静注(増減) 20.02~0.04mL/kg(ドロペリドールとして0.05~0.1mg/kg)を麻酔開始30~60分前に筋注(増減) 注意用法・用量は患者の感受性,全身状態,術式,麻酔方法に応じて決めるが,フェンタニルとの併用による導入麻酔・局所麻酔又は単独投与による麻酔前投与は次による

導入麻酔薬:アトロピン等の前投与後,本剤及びフェンタニルの1回量を緩徐に静注.尚,同時にGO,GOF等の吸入麻酔やチアミラール等の併用症例もあり

局所麻酔の補助:メピバカイン等の持続硬膜外麻酔の補助

麻酔前投薬:通常麻酔開始30分~1時間前に1回量を筋注.アトロピンが併用される場合あり

禁忌

1)過敏症

2)痙攣発作の既往歴(誘発)

3)外来患者(管理できないため)

4)重篤な心疾患(重篤な副作用発生の可能性)

5)QT延長症候群(QT延長発生)

6)新生児,乳児及び2歳以下の乳児

注意

〈基本〉

①一般の全身麻酔薬と同様,必ず気道確保,呼吸管理等の蘇生設備の完備された場所で麻酔医の管理下で使用

➋あらかじめ絶食させておく

③原則,麻酔前投薬を行う

④麻酔中は気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らない

⑤麻酔の深度は必要な最低の深さにとどめる

⑥麻酔前に人工呼吸できる器具等を準備してお

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