適応
1静脈留置針穿刺時の疼痛緩和
2伝染性軟属腫摘除時の疼痛緩和
3皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和
用法
11回1枚,静脈留置針穿刺予定部位に約30分間貼付 2小児には1回2枚までを伝染性軟属腫摘除予定部位に約1時間貼付 3成人には本剤1回6枚まで,小児には次の枚数までを,レーザー照射予定部位に約1時間貼付(1回あたりの最大貼付枚数→3歳以下2枚,4~5歳3枚,6~7歳4枚,8~9歳5枚,10歳以上6枚) 注意
①本剤除去後直ちに処置等を実施
②2患部に応じた適切な大きさに切って貼付
③3小児における本剤の貼付枚数は,体重,患部の大きさを考慮して,必要最小限にとどめる
禁忌
過敏症(本剤,アミド型局所麻酔薬)
注意
〈適用上〉
①湿疹又は発疹部位に使用禁
②損傷皮膚及び粘膜に使用禁
③本剤を切って使用した場合,残薬は廃棄
④使用期限内であっても開封後は速やかに使用
⑤7皮膚からはがした後穿刺部位を消毒
〈その他〉
①ポルフィリン症患者では急性腹痛,四肢麻痺,意識障害等の急性症状誘発
②3シミ,シワ,ニキビ跡,脱毛等(半導体レーザーや炭酸ガスレーザー等を用いた皮膚レーザー照射療法)に対する本剤の有効性及び安全性は検討されていない
患者背景
〈妊婦〉妊A有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉低出生体重児,新生児及び乳児を対象とした臨床試験は未実施
相互
主としてCYP1A2及びCYP3A4で代謝 〈併用注意〉クラスⅢ抗不整脈剤(アミオダロン,ニフェカラント等):心機能抑制作用増強→心電図検査等によるモニタリング 飲食物表
過量投与
〈症状〉血中濃度上昇に伴い中毒発現.主に中枢神経系及び心血管系の症状として現れる
1)中枢神経系の症状:初期症状として不安,興奮,多弁,口周囲の知覚麻痺,舌のしびれ,ふらつき,聴覚過敏,耳鳴,視覚障害,振戦等.症状が進行すると意識消失,全身痙攣,これらの症状に伴い低酸素血症,高炭