診療支援
薬剤

バレニクリン酒石酸塩新様式E運転×
799
varenicline tartrate
チャンピックス Champix(ファイザー)
 :0.5・1mg

適応

ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙の補助 注意

1)ニコチン依存症の診断はニコチン依存症にかかわるスクリーニングテスト(TDS)により診断

2)使用に際し,患者に禁煙意志があることを確認

用法

〔第1~3日目〕0.5mgを1日1回食後 〔第4~7日目〕0.5mgを1日2回朝夕食後 〔第8日目以降〕1mgを1日2回朝夕食後 ►尚,投与期間は12週間 注意

①原則として,他の禁煙補助薬と併用禁(他の禁煙補助薬と併用した際の有効性は未検討,安全性についても経皮吸収ニコチン製剤との併用時に副作用発現率の上昇が認められている)

②患者が禁煙を開始する日を設定.その日から1週間前に本剤の投与を開始

③12週間の禁煙治療により禁煙に成功した患者に対して,長期間の禁煙をより確実にするために,必要に応じ,更に延長投与可→1mgを1日2回,朝夕食後に12週間投与

④最初の12週間の投与期間中に禁煙に成功しなかった患者や投与終了後に再喫煙した患者で,再度本剤を用いた禁煙治療を実施の際は,過去の禁煙失敗の要因を明らかにし,それらの要因への対処を行った後のみに,投与開始

⑤本剤の忍容性に問題がある場合には,0.5mg1日2回に減量可

⑥重度の腎機能障害(Ccr<30mL/分)の場合,0.5mg1日1回で投与を開始し,その後必要に応じ,最大0.5mg1日2回に増量

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①医師等により,禁煙治療プログラムに基づいた指導の下に本剤を適切に使用

➋禁煙は治療の有無を問わず様々な症状(不快,抑うつ気分,不眠,いらだたしさ,欲求不満,怒り,不安,集中困難,落ち着きのなさ,心拍数の減少,食欲増加,体重増加等)を伴うことが報告,基礎疾患として有している精神疾患の悪化を伴うことがある

③抑うつ気分,不安,焦燥,興奮,行動又は思考の変化,精神障害,気分変動,攻撃的行動,敵意,自殺念慮及び自殺が報告(因果関係不明)→状態を十

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