診療支援
薬剤

コンドリアーゼ
3999
condoliase
ヘルニコア Hernicore(生化学)
 椎間板注用:1.25単位

適応

保存療法で十分な改善が得られない後縦靱帯下脱出型の腰椎椎間板ヘルニア 注意

1)画像上ヘルニアによる神経根の圧迫が明確であり,腰椎椎間板ヘルニアの症状が画像所見から説明可能な患者にのみ使用

2)本剤は異種蛋白であり,再投与によりアナフィラキシー等の副作用が発現する可能性が高くなる為,投与前に十分な問診を行い,本剤の投与経験がない患者にのみ投与

3)変形性脊椎症,脊椎すべり症,脊柱管狭窄症等の腰椎椎間板ヘルニア以外の腰椎疾患を合併する患者,骨粗鬆症,関節リウマチ等の合併により椎体に症状が認められる患者の場合は,投与により腰椎不安定性が強く認められる恐れあり.当該患者において,合併症が原因で症状が認められる場合は,本剤の有効性が得られない可能性がある為,本剤のリスクを考慮し,症状の原因を精査した上,本剤による治療を優先すべきか慎重に判断.投与の場合は患者の状態を慎重に観察

4)20歳未満の患者に対する有効性及び安全性は未確立.又成長期の患者では,成長板が閉鎖していない為,本剤投与による成長板の限局性欠損により,腰椎不安定性の誘発,本剤投与による軟骨層の骨化により,軟骨細胞の増殖が抑制され,椎体の伸長の阻害の恐れがある為,投与の可否を慎重に判断すると共に,投与の場合は患者の状態を慎重に観察

用法

1.25単位を症状の原因である高位の椎間板内に単回投与 注意複数高位への同時投与の経験はなく,有効性及び安全性は未確立.投与によりアナフィラキシー,腰椎不安定性等の発現の恐れあり,複数高位への同時投与によりリスクの高まる恐れがある為,複数高位への同時投与は禁

禁忌

1)過敏症

2)急性の両下肢麻痺や膀胱直腸障害を呈する馬尾障害のある患者(緊急手術が必要の為,本剤の投与は不適)

3)骨軟骨異形成症による症状又は脊柱の彎曲がある(症状の悪化や腰椎不安定性が強まる)

注意

〈基本〉

①投与は腰椎椎間板ヘルニアの診断

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