診療支援
薬剤

ブロスマブ(遺伝子組換え)新様式
3999
burosumab(genetical recombination)
クリースビータ Crysvita(協和キリン)
 皮下注:10・20・30mg/1mL/V

適応

FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 注意含糖酸化鉄,ポリマルトース鉄及びカルボキシマルトース第二鉄等の鉄剤の投与に伴うFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症に対しては投与せず,FGF23過剰の原因となる各薬剤の投与の中止を検討

用法

〔FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)〕成人4週に1回1mg/kgを皮下投与 ►1回投与量は90mgを超えない.血清リン濃度,症状等に応じて適宜減 小児2週に1回0.8mg/kgを皮下投与 ►血清リン濃度,症状等に応じて適宜増減するが,最高用量は1回2mg/kg ►1回投与量は90mgを超えない 〔腫瘍性骨軟化症〕成人4週に1回0.3mg/kgを皮下投与 ►血清リン濃度,症状等に応じて適宜増減するが最高用量は1回2mg/kg 注意

①投与開始にあたっては,経口リン酸製剤又は活性型VD3製剤が投与されている場合,当該薬剤を中止し,血清リン濃度が基準下限値を下回った事を確認の後,本剤を開始

②本剤の開始用量及び用量調節は,次を参考にする.尚本剤の投与量は,体重から換算した値を10mgの単位に四捨五入した値とする事が可 〔FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)〕‍ 成人次を参考に体重に応じて開始.以降は血清リン濃度,症状等に応じて適宜減

a)体重35~44kg:開始用量40mg

b)体重45~54kg:開始用量50mg

c)体重55~64kg:開始用量60mg

d)体重65~74kg:開始用量70mg

e)体重75~84kg:開始用量80mg

f)体重85kg以上:開始用量90mg

小児次を参考に体重に応じて開始.以降は血清リン濃度,症状等に応じて適宜増減するが,血清リン濃度が基準下限値を下回る等,増量が必要な場合,1回2mg/kg又は90mgの何れか少ない用量の範囲で段階的に増量可.但し増量は4週

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