診療支援
薬剤

エリグルスタット酒石酸塩新様式運転△
3999
eliglustat tartrate
サデルガ Cerdelga(サノフィ)
 カプセル:100mg

適応

ゴーシェ病の諸症状(貧血,血小板減少症,肝脾腫及び骨症状)の改善 注意

1)ゴーシェ病と確定診断された患者にのみ使用

2)ゴーシェ病Ⅱ型及びⅢ型に対する本剤の使用経験はない→患者に十分説明した上で,有益性がリスクを上回ると判断される場合にのみ投与

3)ゴーシェ病の神経症状に対する効果は期待できない

用法

通常,CYP2D6 extensive metabolizer及びintermediate metabolizerの成人には1回100mgを1日2回経口(状態に応じて適宜減量) 注意

①投与開始前にCYP2D6遺伝子型,肝機能,及び併用薬剤を確認.又,投与中も肝機能及び併用薬剤の状況に注意

②CYP2D6 EMの患者では,以下を参考に1回投与量を100mgとして用法・用量の調整.なお,中等度以上の肝機能障害(Child-pugh分類B又はC)がある患者には投与しない

③CYP2D6 IMの患者では,以下を参考に1回投与量を100mgとして用法・用量の調整.なお,肝機能障害(Child-pugh分類A,B又はC)がある患者には投与しない

④CYP2D6 PMの患者:本剤の血中濃度が上昇のため投与回避→投与の際は,1回100mg 1日1回投与を目安とし,慎重投与.ただし,肝機能障害(Child-pugh分類A,B,又はC)がある場合,又は中程度以上のCYP3A阻害作用を有する薬剤を併用する場合は投与しない

⑤CYP2D6 ultra rapid metabolizer(URM)の患者:本剤の血中濃度が低くなり,効果が減弱→投与回避

⑥CYP2D6遺伝子型によりCYP2D6代謝能が判別不能の患者には投与回避

➐服用を忘れた場合は,1回分を次の服用時間に服用し,一度に2回分を服用しないよう患者に指導

禁忌

1)過敏症

2)本剤の血中濃度が大幅に上昇する恐れがある以下の患者

a)CYP2D6の活性が通常の

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