診療支援
薬剤

メトレレプチン(遺伝子組換え)新様式運転△
2499
metreleptin(genetical recombination)
メトレレプチン Metreleptin(塩野義)
 皮下注用:11.25mg/V

適応

脂肪萎縮症 注意

1)インスリン抵抗性を有する脂肪萎縮症と診断された患者にのみ使用

2)適用はあらかじめ食事療法,運動療法を十分に行った上で考慮

3)糖尿病,高インスリン血症又は高TG血症を有しない脂肪萎縮症患者に対する有効性は未確立

4)HIVに関連する脂肪萎縮症における有効性は未確立

用法

男性には0.04mg/kg,18歳未満の女性には0.06mg/kg,18歳以上の女性には0.08mg/kgを1日1回皮下注射(症状に応じて適宜減量) ►投与はそれぞれ0.02,0.03,0.04mg/kgから投与開始し,1カ月程度をかけ,上記投与量まで増量 注意投与量〔性別及び年齢別:開始用量→維持用量〕

①男性:0.02mg/kg→0.04mg/kg

②女性(18歳未満):0.03mg/kg→0.06mg/kg

③女性(18歳以上):0.04mg/kg→0.08mg/kg

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①(海外臨床試験)膵炎及び高TG血症の既往歴患者で,本剤の突然の中止後に急性膵炎の報告→中止の際は,持続する重度の腹痛,背部への放散痛等の症状を十分に観察し,徐々に減量等慎重に.又,血中TGの推移を観察とともに,必要に応じて脂質異常症治療薬の投与開始或いは用量調節

➋使用にあたり,患者及びその家族に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明.臨床試験で,インスリン製剤併用時に低血糖が報告

運転注意低血糖を起こす恐れ→高所作業,自動車の運転等の作業に従事している患者等に投与するときには注意

④脂肪萎縮症の治療に精通した医師の下で治療

➎在宅自己注射を行う場合は,患者に投与法及び安全な廃棄方法の指導

a)自己投与の適用は,医師がその妥当性を慎重に検討し,十分な教育訓練を実施した後,患者自ら確実に投与できることを確認した上で,医師の管理指導の下で実施.又,溶解時や投与する際の操作方法を指導.適用後,副作用が疑われる場

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