診療支援
薬剤

テデュグルチド(遺伝子組換え)新様式
2499
teduglutide(genetical recombination)
レベスティブ Revestive(武田)
 皮下注:0.95・3.8mg/V

適応

短腸症候群 注意

1)腸管の順応期間を経て,経静脈栄養量及び補液量が安定した,或いはそれ以上低減することが困難と判断された患者に投与

2)修正月齢4カ月未満の臨床試験は未実施,投与は非推奨

用法

1日1回0.05mg/kgを皮下注 注意

①投与中は継続的に有効性を評価する.成人では12カ月間の投与でも改善が認められない場合には,継続の必要性を検討.小児では投与6カ月後に有効性を評価し継続の必要性を検討.投与中に経静脈栄養が不要になった患者では,個々の状況を踏まえて投与継続の必要性を検討

②中等度以上の腎機能障害(Ccr50mL/分未満)の場合,本剤の血中濃度が上昇→1回あたりの投与量は0.025mg/kgとする

③投与を忘れた際には,気づいた時点で直ちに投与.但し1日に2回の投与は不可

禁忌

1)過敏症

2)胃腸,肝胆道系又は膵臓に悪性腫瘍を有する

3)過去5年以内に胃腸,肝胆道系又は膵臓に悪性腫瘍の既往

注意

〈基本〉

①臨床試験で大腸ポリープが報告されている.投与終了後は必要に応じて便潜血検査及び大腸内視鏡検査等を実施

a)成人では,投与開始前の6カ月以内に大腸内視鏡検査又は他の画像検査等を実施し,大腸ポリープを認めた際には開始前に切除を検討.投与開始後1~2年の間に大腸内視鏡検査又は他の画像検査等により経過を観察することが望ましい.大腸ポリープのリスクの高い患者では,必要に応じてその後も5年以内を目途に大腸内視鏡検査を行う.大腸ポリープを認めた際には,最新のポリープの治療に関するガイドライン等を参考に適切な処置.大腸癌と診断された際には中止し適切な処置

b)1歳以上の小児では,投与開始前に便潜血検査を行う.原因不明の潜血が認められた際には大腸内視鏡検査又は他の画像検査等を行い,大腸ポリープを認めた際には開始前に切除を検討.便潜血検査で原因不明の潜血が認められた小児では,投与中は年1回の頻度で便潜

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