診療支援
薬剤

インドシアニングリーン新様式
7224
indocyanine green(ICG)
ジアグノグリーン Diagnogreen(第一三共)
 :25mg/V

適応

1肝機能検査(血漿消失率,血中停滞率及び肝血流量測定):肝疾患の診断,予後治癒の判定

2循環機能検査(心拍出量,平均循環時間又は異常血流量の測定):心臓血管系疾患の診断

3血管及び組織の血流評価

4乳癌,悪性黒色腫のセンチネルリンパ節の同定

5肝外胆管の描出

注意センチネルリンパ節生検は,十分な知識と経験を有する医師の下で,実施が適切と判断される症例において実施.症例の選択にあたっては最新の関連ガイドライン等を参照し,適応となる腫瘍径や部位等について十分な検討を行う

用法

1血漿消失率及び血中停滞率測定:0.5mg/kg相当量を注射用水で5mg/mL程度に希釈し,肘静脈から30秒以内に症状に注意しながら徐々に静注 肝血流量測定:25mgをできるだけ少量の注射用水に溶解後,生食液で2.5~5mg/mLに希釈し3mg相当を静注.その後引き続き0.27~0.49mg/分の割合で約50分間採血が終わるまで一定速度で点滴静注 21回量5~10mg 1~2mL程度 目的に応じて心腔内から末梢静脈に至る種々の血管部位に注入.通常,前腕静脈から行う 小児体重に応じて減量 325mgを5~10mLの注射用水で溶解し,使用目的に応じて0.04~0.3mg/kgを静注.尚,脳神経外科手術時における脳血管の造影の場合には,25mgを5mLの注射用水で溶解し,通常0.1~0.3mg/kgを静注 4乳癌:25mgを5mLの注射用水で溶解し,通常5mL以下を悪性腫瘍近傍又は乳輪部皮下に適宜分割投与 悪性黒色腫:25mgを5mLの注射用水で溶解し,通常1mLを悪性腫瘍近傍又は皮内数カ所に適宜分割投与 525mgを10mLの注射用水で溶解し,通常1mLを静注 注意

①使用にあたっては,添付文書の「測定法」を参照

②網脈絡膜血管の造影には,用法・用量が承認されている他の製剤を使用

3インドシアニングリーンは赤外光(最大吸収

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