適応
1下垂体ACTH分泌予備能の測定
2クッシング症候群
注意2原疾患に対する治療として手術等の根治療法を第一に考慮
用法
11回500~750mg 1日6回4時間毎 小児1回15mg/kg 1日6回4時間毎(1回の最小量は250mgが望ましい) 21回250mg~1g 1日1~4回 適宜増減 注意1
①テスト前に全ての副腎皮質ステロイド療法を中止
②尿中ステロイドの測定に影響を与える薬剤があるので,本テスト実施期間中は,他の薬剤は投与しないことが望ましい.特に本テストに影響の可能性がある薬剤:フェニトイン,蛋白同化ステロイド,エストロゲン,クロルプロマジン,バルビツール酸誘導体,アミトリプチリン,抗甲状腺ホルモン剤,アルプラゾラム,シプロヘプタジン
③試験法は添付文書参照
2血中・尿中コルチゾール値或いは臨床症状に応じて用量調節
禁忌
1)過敏症
2)副腎皮質機能不全(急性副腎不全をきたす)
注意
〈基本〉
①急性副腎不全を起こす恐れ.検査等観察を十分に
➋めまい,眠気等→運転注意
③汎血球減少,白血球減少,血小板減少,貧血等の骨髄抑制を起こす恐れ.血液検査を実施等観察を十分に
④1副腎皮質機能が著しく低下している場合,急性副腎不全を起こす恐れ.又,メトピロンテストを行っても意味がない
⑤2異所性クッシング症候群では,ニューモシスチス肺炎等の日和見感染の発現の可能性→観察を十分に行い適切な処置
⑥血中コルチコステロイド等の濃度をモニターすることが望ましい
〈その他〉
①肝硬変では本剤に対する反応が遅延
②甲状腺機能低下症では尿中ステロイド値の上昇がみられないことがある
③1妊婦では正常以下の反応を呈することがある
患者背景
〈合併・既往〉リウマチ性疾患(症状の急性化を来す)
〈妊婦〉妊B2有益のみ(本剤は胎児胎盤系におけるステロイドの生合成を阻害する可能性) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(データがなく,ヒトでの哺