適応
1下垂体TSH分泌機能検査:正常反応は個々の施設によって設定されるべきであるが,健常者では投与後30分で血中TSH値がピークに達し,ラジオイムノアッセイによる血中のそれは10μU/mL以上になる.しかし投与後30分の血中TSH値だけで十分な判定ができないと考えられる場合は,投与後経時的に測定し,判定することが望ましい.尚,皮下注射時の血中TSH反応は,静注時のそれより低いと考えられるので判定にあたってはこの点を考慮することが望ましい
2下垂体プロラクチン分泌機能検査:正常反応は個々の施設によって設定されるべきであるが,通常,健常者では投与後15~30分までに血中プロラクチン値がピークに達し,ラジオイムノアッセイによる血中のそれは20ng/mL以上になる.しかし,投与後30分までの血中プロラクチン値だけで十分な判定ができないと考えられる場合は,投与後経時的に測定し,判定することが望ましい