診療支援
薬剤

プラルモレリン塩酸塩新様式
7223
pralmorelin hydrochloride
注射用GHRP(科研)
 :100μg/V(生食液10mL添付)

適応

成長ホルモン分泌不全症の診断

用法

4歳以上18歳未満では2μg/kg(但し,体重が50kgを超える場合は100μg)を,18歳以上では100μgを空腹時,緩徐に静注 ►投与直前に生食液10mLで溶解 注意

判定方法:血中成長ホルモン値は測定法等により異なる.正常反応は個々の施設において設定されるべきであるが,通常,投与後15~60分までに血中成長ホルモン値が最高濃度に達する.採血は,投与前,投与後15分,30分,45分,60分に行い,その血清中成長ホルモンの濃度を測定.重症成長ホルモン分泌不全症患者では,投与後の成長ホルモン最高血中濃度は15ng/mL以下(遺伝子組換え型成長ホルモンを標準品とした場合は9ng/mL以下).しかし,本試験での血中成長ホルモン値が15ng/mL(遺伝子組換え型成長ホルモンを標準品とした場合は9ng/mL)を超えても,他の所見から重症成長ホルモン分泌不全症が疑われる場合は,他の刺激試験を考慮

②摂食により血中成長ホルモンの値が変動→空腹時に投与

③ストレス,運動等により血中成長ホルモンの値が上昇→安静(臥位)を保ってから投与

禁忌

妊婦・妊娠

注意

〈適用上〉

①調製時:溶解後はできるだけ速やかに使用.溶解後の安定性については室温にて24時間後まで確認済

〈その他〉

①コルチコレリン(CRH),ゴナドレリン酢酸塩(LH-RH),プロチレリン(TRH)等,他の検査薬との同時投与→安全性未確立

②類薬を下垂体腺腫患者に投与した場合,視力・視野障害,頭痛,嘔吐等を伴う下垂体卒中発現の報告

患者背景

〈妊婦〉禁忌 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で移行) 〈小児〉低出生体重児,新生児,乳児及び4歳未満の幼児での臨床試験は未実施

副作用

1)循環器(低血圧)

2)肝臓(ALT上昇)

3)消化器(腹鳴,嘔気,胃部不快感,悪心,腹部膨満感,腹痛)

4)精神神経(眠気,めまい)

5)

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