診療支援
薬剤

精製ツベルクリン新様式E
6393
purified tuberculin(PPD)
精製ツベルクリン(日本BCG)
 一般診断用:1μg/V (1人用)0.25μg/V

適応

結核の診断 

用法

添付の溶解液により0.5μg相当量/mLの精製ツベルクリン溶液を調製し,この0.1mLを前膊(前腕)屈側のほぼ中央部又は上膊(上腕)屈側の中央からやや下部に皮内注.48時間後判読 注意

判読:およそ48時間後に発赤の長径を判読.1mm未満は四捨五入.9mm以下:陰性(-),10mm以上:弱陽性(+),10mm以上で硬結を伴うもの:中等度陽性(++),10mm以上で硬結に二重発赤,水疱,壊死を伴うもの:強陽性(+++)

ツベルクリン反応が弱められる条件:高齢,栄養不良,細胞性免疫異常,悪性腫瘍,重症或いは急激に進展する時期の結核(粟粒結核,胸膜炎,髄膜炎,重症肺結核等),ウイルス感染症(麻疹,風疹,インフルエンザ,水痘等)又はそれらの生ワクチン接種,膠原病,ホジキン病,サルコイドーシス,薬剤(免疫抑制薬・副腎皮質ホルモン剤・制癌剤等)の投与中

禁忌

1)ツベルクリン反応検査においてツベルクリン反応が水疱,壊死等の非常に強い反応を示したことのある者

2)上記に掲げる者のほかツベルクリン反応検査を行うことが不適当な状態にある者

注意

〈適用上〉

調製時:添付の溶解液で0.5μg相当量/mLの溶液を調製

a)バイアル中に白い乾燥製剤が入っていることを確認し,バイアル頭部のプラスチック製上蓋をはずし,ゴム栓及びその周辺をアルコール綿で消毒(乾燥製剤はいくつかの塊になっていたり,一部が容器内壁に膜状に付着していることがあるが使用上差し支えない)

b)〔1μg〕2mL用の注射筒を用意し,注射針(23~25G)を装着して,アンプル中の溶解液を2mL正確に吸い上げ,注射針をバイアル頭部のゴム栓に刺し通し静かに注入.又,栓を取り外し,或いは他の容器に移し使用禁.尚,添付の溶解液は,必要量より多く入っているので,誤って全量を加えないよう使用量を正確に測る

c)溶解液を注入すると精製ツベルクリ

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