適応
百日せき,ジフテリア,破傷風,急性灰白髄炎及びインフルエンザ菌b型による感染症の予防 注意
1)b型以外のインフルエンザ菌による感染症或いは他の起炎菌による髄膜炎を予防できない
2)インフルエンザ菌b型による感染症,特に侵襲性の感染症(髄膜炎,敗血症,蜂巣炎,関節炎,喉頭蓋炎,肺炎及び骨髄炎等)に対する予防効果が期待できる
用法
初回免疫:小児1回0.5mLずつを3回,何れも20日以上の間隔で皮下又は筋肉内接種 追加免疫:小児初回免疫後6か月以上の間隔で0.5mLを1回皮下又は筋肉内接種 注意
①接種対象者・接種時期:生後2~60か月までの間にある者に行うが,初回免疫は標準として生後2~7か月未満で開始し20~56日の間隔で接種.追加免疫は標準として初回免疫終了後6~13か月を経過した者に接種
②同時接種:医師が必要と認めた場合には,他のワクチンと同時に接種可
禁忌
〈接種不適当者〉
1)明らかな発熱
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らか
3)本剤の成分でアナフィラキシーの既往
4)その他,予防接種の実施が不適当な状態
注意
〈基本〉
①「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用
②接種前に必ず問診,検温及び診察(視診,聴診等)によって健康状態の確認
➌保護者に接種当日は過激な運動は避け,接種部位を清潔に保ち,接種後の健康監視に留意し,局所の異常反応や体調の変化,更に高熱,痙攣等の異常な症状を呈した場合は,速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせる
〈適用上〉
①接種時
a)接種時
1.【ゴービック水性懸濁注シリンジの使用方法】に従い接種準備を行う
2.注射針はγ線等により滅菌されたディスポーザブル品を使用
3.冷蔵庫から取り出し室温になってから,シリンジ(注射器)内の液剤を泡立てないように反転し,均等にして使用
4.他のワクチンと混合して接種しない
5.添加剤として保存剤を含有していない→チ