診療支援
薬剤

血漿分画製剤(皮下注用人免疫グロブリン製剤)

pH4処理酸性人免疫グロブリン新様式E
6343
キュービトル Cuvitru(武田)
 皮下注:20%(2・4・8g/10・20・40mL/V)

適応

無又は低ガンマグロブリン血症

用法

50~200mg(0.25~1mL)/kgを週1回皮下注.2週間に1回投与する場合には1週あたりの用量の2倍量〔100~400mg(0.5~2mL)/kg〕を皮下注.尚患者の状態に応じて1週又は2週あたりの投与量及び投与回数は適宜増減 注意

①皮下注にのみ使用.静脈内投与しない

②投与開始にあたっては,医療機関において,必ず医師によるか,医師の直接の監督の下で投与.治療開始後,医師により適用が妥当と判断された患者については自己投与も可

③静注用人免疫グロブリン製剤から切り換える患者において,本剤の1週あたりの人免疫グロブリンG投与量は,静注用人免疫グロブリン製剤を3週間間隔で投与していた場合はその1/3量,又4週間間隔で投与していた場合はその1/4量から開始し,初回投与は静注用人免疫グロブリン製剤の最終投与1週間後に投与.尚本剤を2週間間隔で投与する場合には1週あたりの投与量の2倍量とする.本剤の投与量は感染頻度や重症度等,治療の臨床反応及び血清IgG濃度を参考に調節

④他の皮下注用人免疫グロブリン製剤から切り換える患者では1週あたり同じ量の人免疫グロブリンGを投与

⑤人免疫グロブリン製剤による治療歴のない患者を対象とした臨床試験は未実施.同患者に対して本剤による導入を行う場合は,感染頻度や重症度等,治療の臨床反応と血清IgG濃度を参考に投与量を慎重に調節.又1週又は2週あたりの投与量を数日に分割して投与する等,投与間隔の調節も考慮

禁忌

本剤の成分にショックの既往

注意

〈基本〉

➊血漿分画製剤共通事項 1.患者への説明参照

➋本剤の原材料となる血漿については,HBs抗原,抗HCV抗体,抗HIV-1抗体及び抗HIV-2抗体の陰性を確認.更にプールした試験血漿についてはHAV,HBV,HCV,HIV-1及びヒトパルボウイルスB19について核酸増幅検査(NAT

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