診療支援
薬剤

期外収縮


〔治療の基本方針〕

 以下を評価して治療の必要の有無を判断する.

1)是正しうる生活習慣の誘因(カフェイン,アルコール,睡眠不足など)や病態(低K血症,心不全など)の有無

2)器質的心疾患の有無:特に心機能の評価が重要

3)重症度の評価:致死的になりうるのか,血行動態への影響はどうか(心拍数の20%を超える場合は心機能を悪化させる可能性あり)

4)治療の緊急性

5)自覚症状の程度:期外収縮と一致しているか


A.心室期外収縮(PVC)

〔治療の目標〕

 基礎疾患がない場合には,PVCが心拍数の10%以下と少ない場合,また,3連発以上であっても単形性非持続型心室頻拍であれば基本的に治療不要である.ただしPVCによると考えられる自覚症状が強い場合には治療を要する.また,左心機能不全などの器質的疾患があり,連発が認められる場合には治療適応と考えられる.1日に1万個以上(10%以上)QRS幅が150ms以上,終日出現

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