悪心・嘔吐

〔治療の基本方針〕

1)原因となる疾患や病態を考察・検索し，可能なら治療する

2)嘔吐による水・電解質の異常などを補正する

3)対症療法の適応と限界に留意する．

〔重症度〕

A．軽症：全身症状が軽微で，脱水や電解質異常などを伴わない．

B．中等症：軽症と重症の中間．

C．重症：嘔吐が持続し，脱水，電解質異常，アルカローシス，腎機能障害などを併発する．頻回の嘔吐や強い嘔吐により食道炎やMallory-Weiss症候群を併発

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2025年3月3日　掲-ID：yak_00000-00_a092b004z0001）