〔臨床分類〕
a)尿酸排泄低下型 b)腎負荷型(尿酸産生過剰型・腎外排泄低下型) c)混合型
〔治療の基本方針〕
「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版2022年追補版」(日本痛風・核酸代謝学会)に準拠するが,無症候性高尿酸血症の治療については,ランダム化試験(CARES,FEATHER,FREED)の成績から,さらなる検討が必要である.慢性期治療に際しては,適切に生活習慣に介入し,心血管系のさまざまなリスク管理も心がける.
1)急性痛風発作時の関節痛や炎症には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が第1選択で,なるべく早期に開始し,十分量投与する.発作予感時や発作前兆期~初期には,速やかにコルヒチン→1錠を1回服用させる.発作時に血清尿酸値を変動させると症状が悪化するため,高尿酸血症治療薬の開始や変更は一切しない.
2)慢性期には血清尿酸値5.0~6.0mg/dL,尿pH6.0~7.0に維持
関連リンク
- 治療薬マニュアル2024/コルヒチン《コルヒチン》
- 治療薬マニュアル2024/ベンズブロマロン《ユリノーム ベンズブロマロン》
- 治療薬マニュアル2024/ドチヌラド《ユリス》
- 治療薬マニュアル2024/アロプリノール《ザイロリック》
- 治療薬マニュアル2024/フェブキソスタット《フェブリク》
- 治療薬マニュアル2024/トピロキソスタット《ウリアデック トピロリック》
- 治療薬マニュアル2024/ラスブリカーゼ(遺伝子組換え)《ラスリテック》
- 治療薬マニュアル2024/ナプロキセン《ナイキサン》
- 治療薬マニュアル2024/プラノプロフェン《プラノプロフェン》
- 治療薬マニュアル2024/オキサプロジン《アルボ》
- 治療薬マニュアル2024/ケトプロフェン《カピステン》
- 治療薬マニュアル2024/プレドニゾロン《プレドニン プレドニゾロン プレドニゾロン プレドニゾロン》
- 治療薬マニュアル2024/(合剤)クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム水和物《ウラリット》
- 治療薬マニュアル2024/ロサルタンカリウム《ニューロタン》
- 治療薬マニュアル2024/シルニジピン《アテレック》