診療支援
薬剤

慢性骨髄性白血病(CML)


〔治療の基本方針〕

 慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia:CML)の慢性期の標準治療はチロシンキナーゼ阻害薬(tyrosine kinase inhibitors:TKI)である.European Leukemia Net(ELN)の治療指針に準拠して,治療効果を判定しながら治療を継続あるいは変更する.すなわち,治療開始後,至適奏効(optimal)では治療継続,不成功(failure)では病期進行や死亡リスクを抑えるために他の第2世代以降のTKI(ニロチニブ,ダサチニブ,ボスチニブ,ポナチニブ)への変更,ABL遺伝子の変異解析,同胞のHLA検査を行う.optimalとfailureの中間の要注意(warning)では,failureになった場合に速やかに治療変更できるようにモニタリングを頻回に行う.T 315 I変異が確認された場合はポナチニブを投与し,同種

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください