診療支援
薬剤

結核性髄膜炎


〔重症度〕

 予後と相関する臨床病期として,下記のBritish Medical Research Council Stage Criteriaが有用である.

StageⅠ(早期):明らかな神経学的所見なし.

StageⅡ(中期):わずかな意識の変容および局所神経症状のみを呈する.

StageⅢ(進行期):四肢の麻痺や痙攣,重篤な意識障害を伴う.

また,免疫不全,診断・治療の遅れも転帰影響要因として挙げられている.

〔治療の目標〕

1)脳脊髄液中の結核菌の殺菌

2)脳神経障害,認知機能障害,頭蓋内圧亢進などの合併症の発生予防

〔効果判定の指標〕

1)発熱,頭痛,意識障害などの症状の改善

2)脳脊髄液所見の改善

【処方例】

 結核性髄膜炎は治療の遅れが予後に強く影響するため,本症が疑われる患者には直ちに抗結核治療を開始することが重要である.標準的な処方例を以下に示す.詳細は「標準的神経治療:結核性髄膜炎」を参照された

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