不安症

〔治療の基本方針〕

1)不安症の薬物療法の第1選択は抗うつ薬である．安全性の観点からSSRIが好まれる

2)ベンゾジアゼピン系抗不安薬が併用されることもあるが，補助薬として位置づける

3)薬物療法と心理療法の組み合わせが有効である．薬物療法によって不安を軽減させ，支持的精神療法によって安心感を与えて不安を克服するように勇気づける．可能であれば認知行動療法を併用する

4)治療によって，自分でコントロールできる感覚を獲得することを目指す．

〔臨床分類〕

1)

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2025年3月3日　掲-ID：yak_00000-00_a092b011z0002）