▶ 今月の特集執筆陣による出題です.解剖・生理学に関する理解度をチェックしてみましょう!
Q01 Wallenberg 症候群で生じない症状を1つ選べ.
A:病側の顔面の温痛覚障害
B:対側の頸部以下の温痛覚障害
C:病側の舌の運動障害
D:病側の小脳失調
E:眼振,めまい
Q02 救急現場において挿管困難を評価する指標の「修正」LEMON criteriaで評価しないものを1つ選べ.
A:患者の外観(顔貌,体格,解剖学的構造,顔面外傷など)
B:開口の程度,下顎骨のオトガイ結節から舌骨の距離
C:Mallampati分類
D:上気道の腫瘤・血腫などによる閉塞の有無,肥満の有無
E:首の可動性
Q03 以下の対応のうち,不適切なものを1つ選べ.
A:急性Ⅰ型呼吸不全を呈する心原性肺水腫に対し,非侵襲的換気(NIV)を使用した.
B:肥満患者が肺切除術後に ICUに入室する予定であったため, 高流量鼻カヌラ(HFNC)の準備を指示した.
C:救急搬送された患者が肺炎を発症しており,Ⅰ 型呼吸不全を呈していたためHFNCを使用した.
D:慢性閉塞性肺疾患(COPD)の既往のある患者が,呼吸困難を訴えて救急外来を受診した.SpO2 94%(room air)だったが,動脈血液ガス分析ではCO2 分圧上昇がみられたため,NIVを装着した.
E:看護師より,「抜管後に NIVを装着した患者が,呼吸困難を訴えている」との報告があった.動脈血液ガス分析ではpH<7.3まで呼吸性アシドーシスが進行していたが,NIVを継続するよう指示した.
Q04 心拍出量が増加しない状況として,最も考えられるのはどれか.
A:ドブタミン投与中に左室収縮能が良好な状態
B:ノルアドレナリン投与によって平均体循環充満圧が上昇した状態
C:心拍出量と右房圧の交点が心拍出量曲線の平坦部にある状態
D:平均動脈圧が70mmHgに維持されている状態
E:中心静脈圧が5mmHg以下の状態
Q05 電子伝達系の障害により乳酸上昇をきたすものを1つ選べ.
A:心原性ショック
B:一酸化炭素中毒
C:エタノール中毒
D:メトホルミン中毒
E:短腸症候群
Q06 次の説明文のうち正しいものを1つ選べ.
A:経鼻内視鏡を挿入する際には上鼻甲介の下を通る.
B:胃の穹隆部が胆囊による壁外圧排を受ける.
C:十二指腸水平部が上腸間膜静脈に圧排されると通過障害をきたす.
D:大腸の横行結腸と S状結腸が後腹膜に固定されている.
E:発生学的に背側膵と腹側膵の癒合がうまくいかないことをdivisumという.
Q07 全身性疾患による爪の異常の可能性が最も高いものは以下のうちどれか.
A:左右両側の複数の爪の異常
B:左右両側の単一の爪の異常
C:片側の単一の爪の異常
D:片側の複数の爪の異常
E:上記のいずれのパターンもありうる
Q08 炎症性関節炎の所見として正しいものを1つ選べ.
A:朝のこわばり
B:Raynaud現象
C:稼働による悪化
D:左右対称性
E:過伸展での疼痛軽減
解答は次ページをご覧ください